2009年1月に高城氏と入籍した沢尻。同年9月に彼女はスターダストを辞めて芸能活動を休止することになったわけだが、当時は高城氏との結婚を事務所に反対されていたこと、海外に生活拠点を移すことなどが理由とされていた。だが実際には、同年8月に押尾学や酒井法子がドラッグを常用していたことが発覚し、芸能界を揺るがす大騒動に発展したことの影響を受けて事務所が実施した薬物検査に引っかかり、しかも「大麻をやめる気はない」と発言したことがクビの理由だったという。そして翌年の4月、大手スポーツ紙が、「沢尻エリカが離婚の意思を固めている」と一斉に報じたことも、すべてエイベックスの仕組んだシナリオだったようだ。
高城氏は当初「寝耳に水」と困惑していたが、その後は一貫して「本当のことを話してほしい」とメディアを通じて沢尻に呼びかけてきた。しかし一向に呼びかけに応じない彼女についに業を煮やしたのか、ここへ来て「週刊文春」誌上で立て続けに「真実」を激白している。離婚騒動勃発から5カ月後の10年9月に沢尻から打ち明けられたのは、松浦社長から「高城と離婚すれば、エイベックスの後ろ盾で女優復帰できる」と持ちかけられたという話だった。それだけではない。沢尻はエイベックスが用意した六本木のマンションに軟禁され、高城氏の悪口をさんざん聞かされた。
「エイベックスが芸能界に復帰させてあげるから、とりあえず離婚しろ」
「エイベックス・イコール・バーニングだからウチらが何とかする」
とそそのかされ、さらに松浦社長から「ドラッグならいつでも用意できる」と言われ、「タバコでも大麻でもないハーブ」を社長と二人で吸ったという。
「『B子』とは、今もエイベックスに所属する鈴木亜美(30)のことでしょう。00年末に前所属事務所・エージーコミュニケーションの社長が脱税で逮捕されたことが発端で、両親と事務所がトラブルに発展、事実上の引退状態に追い込まれていた彼女を、05年にエイベックスが拾ったのです。松浦氏はとにかく彼女を溺愛していて、同時に鈴木の兄も自社の社員として引き取っています。ところが、09年に二人が六本木ミッドタウンのマンションから手をつないで出てくるところを目撃され、関係が公になってしまったことから破局。
結局、沢尻は正式にエイベックスのマネジメントを受けることが決定し、主演映画も無事撮り終えたことを考えると、彼女は松浦社長に屈して「愛人契約」を結んだと見ていいだろう。
エイベックスは例年、定時株主総会を6月に開催しており、今年も今月24日に東京国際フォーラムにて株主総会が予定されている。上場企業のトップとして、タレントに愛人関係を強要したり、ドラッグを勧めたりといった行為は許されることではない。松浦社長は株主たちにどう説明するつもりなのだろうか。
※イメージ画像:なんでオジサンにばっかり好かれちゃうんでしょう?